有料老人ホームの概要
有料老人ホームの概要
有料老人ホームとは高齢者が暮らしやすいように配慮された「住まい」で、食事サービス、介護サービス(入浴・排泄・食事など)、洗濯・掃除などの家事援助、健康管理のいずれかをサポートする施設です。介護サービス利用法の違いにより、「介護付」「住宅型」「健康型」の3つのタイプに分かれます。また、入居条件としては、介護を必要とせず、自立しているうちから入れる施設と、介護が必要になってから入れる施設があり、事業者ごとに入居条件を定めることができます。
特定施設・総量規制
有料老人ホームは特定施設に該当する施設もあります。「特定施設」は、厚生労働省が決めた介護保険法の基準(人員基準・設備基準・運営基準)を満たすものとして都道府県や市区町村に届け出し、事業指定を受ける必要のある介護施設です。また、有料老人ホームの中で、この特定施設に該当する施設には総量規制が定められています。
有料老人ホームの法規
有料老人ホームの建築は建築基準法と老人福祉法に沿って設計する必要があります。
建築基準法とは、私たちの生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めた、建築物を建てる上で基本となる法律です。
老人福祉法とは、高齢者福祉を担当する機関や施設、事業に関するルールについて定めた法律です。その他にも消防法など様々な法規によって建築計画を立てる必要があります。