鉄筋コンクリート造3階建てのサービス付高齢者向け住宅の設計を行いました。
こんにちは。
介護福祉施設設計.comは、地元愛媛県・香川県を中心に、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)や老人ホームなど、高齢者福祉施設の建築設計・リノベーションを手がける建築設計事務所です。
今回は、高台にある敷地でご計画された「サービス付き高齢者向け住宅」の設計事例をご紹介いたします。
<設計事例>
これまでもサ高住や介護施設の設計をお任せいただいていたお客様より、「今回は鉄筋コンクリート造3階建ての建物を検討している」とのご相談をいただきました。
1階にはデイサービスを設け、2・3階にはサ高住の居室を配置したいというご要望に対して、施設全体の動線や使い勝手、周囲の環境との調和を考慮しながらご提案を進めました。
機能性と快適性を両立したプラン
建物の1階には、デイサービスに加えて事務所・調理室・サ高住4室を配置。2・3階にはそれぞれ25室のサ高住を設け、合計54室となる構成としています。
住居スペースとなる2・3階には建物中央部に食堂・談話室を設け、明るく広がりのある空間に。入居者同士の交流が自然と生まれるような空間づくりを意識しました。
スタッフルームも中央に配置し、食堂・談話室全体を見渡せる設計にしています。日々の見守りや対応がスムーズに行えるよう、実用性も重視しています。
また、バルコニーのある住戸においては、出入り口に段差のない構造とし、安全面に配慮したバリアフリー設計を採用しました。
外観・外構への配慮とこだわり
建物外観は、タイル張り仕上げとし、明るくやさしい色合いで全体の雰囲気を整えました。落ち着きと清潔感のある外観が、入居される方やご家族に安心感を与えます。
車寄せには大きな庇(ひさし)を設置し、雨の日でも送迎車から建物への乗り降りが濡れずに行えるように配慮。また、玄関庇には大型のタイルを貼り、建物の正面性と品格を演出しています。
建物の周囲はすべて段差をなくしたフラット設計とし、舗装にはタイルとインターロッキングブロックを組み合わせて整備しました。歩行に不安のある方でも安心して利用できる、一周できる周遊散歩ルートとしました。外構には季節を感じられる植木をバランスよく配置し、ベンチを要所に設けて、散歩や外気浴の途中にくつろげる憩いの場を設けました。
また、屋上には太陽光発電設備を設置。環境に配慮しつつ、施設運営のエネルギーコスト低減にもつながる持続可能な取り組みを行っています。
介護福祉施設設計.comでは、愛媛県・香川県を中心に、四国全域でサービス付き高齢者向け住宅や老人ホーム、介護施設の設計を数多く手がけています。
施設の立地や目的に応じた最適なプランをご提案しておりますので、四国エリアで高齢者福祉施設の建築をご検討の方は、ぜひお気軽にご相談ください。