介護福祉施設の建築で、施工段階での設計変更によるコスト増を防ぐためのポイント
こんにちは。
介護福祉施設設計.com は地元愛媛県・香川県で介護福祉施設の老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などの高齢者施設の建築設計やリノベーションなどの設計業務を行っている建築設計事務所です。
今回は、施工段階での設計変更で費用が上がってしまうことを防ぐためにできることについてご紹介いたします。
介護施設に限らずいえることですが、設計段階では問題ないと思われていたものの、施工段階で気になり始め、設計を変更することで費用が上がってしまう、ということがよくあります。
そのために、我々設計者が、施主様のご要望を細かく聞いていきますが、完全に認識がすり合わない場合もあります。そこで、認識をすり合わせるために、設計段階でできるだけ、不明点や認識を解消しておくことが大切です。
実際に、施工段階で設計を変更した例をご紹介いたします。
ご紹介する例では、利用者を限定するための間仕切りを施工段階で、設計変更しました。
間仕切りのセキュリティー性や利用者を限定する厳格性は、建物の用途などによって様々です。
もともとの間仕切りの目的は、建物内のエリアで、使用者を限定することでした。
設計段階では、鍵のついた木製の間仕切りとなっており、間仕切りの機能としては、全く問題のない設計でしたが、施主様としては、厳格なセキュリティー性が必要だと施工段階で感じたため、指紋認証で電子錠、オートロック機能の付いた間仕切りを採用しました。また、災害時などはだれでも使用できるようにパニックオープンの機能を持たせ、セキュリティー性を担保しつつ、安全性を持たせた形でのご提案をしました。
このように、認識の齟齬をなくすためのコミュニケーションを設計者からとることはもちろんですが、不明点などを解消しておくことで、費用を抑えた形で、ご要望を実現できる設計をすることが可能となります。
介護福祉施設設計.com は愛媛県、香川県を中心に四国全域で介護福祉施設の建築設計をサポートしています。
愛媛県、香川県など四国エリアで介護福祉施設の建築を検討されている方は、介護福祉施設設計.com にお任せください。